ヒマつぶし情報
2018.01.11
【とにかく濃いんですわ~】戦わないヒーロー・ キタキュウマンは、 中身も見た目も イケメンだった件
とにかく"中の人”のキャラが 濃ゆいんですわ~~

「体が硬くアクションが苦手なので、できれば戦いたくない」
そう語るのは、福岡県北九州市を背負う
ローカルヒーロー・キタキュウマン。
「ローカルヒーロー」と謳いつつ、
ツイッターフォロワー数は6万人強
(2017年12月現在)を誇り、
全国の幅広い年齢層から人気を博しています。
今回VVM編集部では、その実態を知るべく、キタキュウマンさんにお話を伺ってきました!
VVM:本日はありがとうございます。まずは、キタキュウマンとして日頃どんな活動をされているのかお聞かせいただけますか?
キタキュウマン:「北九州の観光大使を務めつつ、ショーや握手会などのイベントに出演しています。あ、街の平和維持は警察に任せているので、悪い人がいても私を呼ばないでくださいね」
VVM:あ、ありがとうございます(本当に戦いを避けてる……)。では、『戦わないヒーロー』として有名なキタキュウマンさんですが、ご自身のヒーローらしさはなんだと思いますか?
キタキュウマン:「〝見た目がカッコいい〞に尽きるんじゃないですかね。正直、このコスチュームかなりのお金がかかってますし、自分で言いますけど〝中の人〞もイケメンなんですよ。それに、どれだけアクションが上手くても、見た目がカッコよくないとヒーローらしくないと思うんですよ。まあ、その逆も然りですけど」
VVM::なるほどなるほど。見た目のカッコよさが人気の秘訣なんですね!
キタキュウマン:「はい。あと徹底してルールを守るようにしています。私の主戦場はツイッターなどのSNSなんですが、最近は
芸能人の写真を無断でアップロードしているとか、他人の著作物を無断で転載しているとか、平気で権利を侵害している人が多いじゃないですか」
VVM:確かに、SNSを見ていると著作権・肖像権を侵害した投稿で溢れていますね。
キタキュウマン:「そうなんです。こうした何気ないルールやマナーを守れない人が多いし、同志(ヒーロー仲間)にもいるんです。私たちヒーローは、皆のお手本になるべき身近な存在であるべきなので。みんな、ルールは守るんだぞ!」
VVM:うわ〜、見た目も中身もカッコいいっス! しかもめっちゃ真面目。ちなみに、キタキュウマンになる以前から「ヒーローになりたい」という熱い思いがあったのでしょうか?
キタキュウマン:「あ、ちょっと待ってくださいね。暑いんで(ヒーロー)スーツ脱ぎます」(ここでキタキュウマンの〝中の人〞、滝夕輝(たきゆうき)さんのご登場!)
滝夕輝:「ふぅ。えっと、〝スーツの中は暑くないか〞でしたっけ?」
VVM:いえ、「ヒーローになりたい」という熱い思いを抱えていたのか、です!
滝夕輝:「なるほど。ヒーローになったのは、たまたまですよ」
VVM:たまたま……?
滝夕輝:「私は国立大阪大学を卒業しているんですけど、就活に失敗、というかそもそも就活をほとんどしてない人間なんです。国立大を卒業してフリーターは親に申し訳ないと思って、何かできることはないかと模索しているとき、秋田県のヒーロー・超神ネイガーさんのことを綴った本に出会ったんです。それから、ヒーローなら自分でもできるかもしれない! と思い立って、ヒーロー活動を始めました。ちなみに私の活動開始から4年、現在ローカルヒーロー界のツイッターフォロワー数、1位が超神ネイガーさん、2位が私、キタキュウマンです」
VVM:予想以上に素敵なエピソードでした! しかも、憧れの存在にあと一歩のところまで近づいていてスゴいです!ではでは、ここで北九州観光大使として、北九州の魅力をどうぞ!
滝夕輝:「それはもう、キタキュウマンがいることじゃないですかね」
VVM:えっ、そこですか(笑)。ていうか、そんなに気軽に会えるのでしょうか?
滝夕輝:「はい。毎週火曜の18時からFM KITAQという局で公開ラジオ放送をやっているので、ぜひ遊びにきてください」
VVM:めちゃくちゃ宣伝してる!(笑)せっかくだし、どさくさに紛れてヴィレヴァン(以下、VV)にも宣伝しちゃいまし
ょう。もし今後VVと関わる機会があるとしたら、どんなことで関わりたいですか?
滝夕輝:「私に関する書籍を出版したいですね。それをVVさんに置いていただきたいです」
VVM:キタキュウマンのグラビア本ですか?
滝夕輝:「いえ、私の自伝ですね。タイトルはもう決まっています。ズバリ、『阪大卒!ヒーローで飯を食っている男(仮)』! 高学歴だと頭の固いおじさんにもウケるので、『阪大卒』はマストです。出版社関係のみなさま、どうぞよろしくお願いします」
VVM:あ、ありがとうございました!

2013年誕生。福岡県北九州市のローカルヒーロー。北九州の地域活性化を目的とし、日々気ままに活動している。最大の特徴はなるべく戦闘をしないことである。平和主義!?と思いきや、「体が硬くアクションが苦手なので、できれば戦いたくない」。果たして彼が変身する必要はあるのだろうか…。
記事元

この記事は、ヴィレッジヴァンガード公式フリーペーパー「VVMagazine vol.42」で読む事が出来ます。